麻生氏も苦笑いするほかなかった。

内部留保課税は、企業の内部留保をはき出させる“伝家の宝刀”ともいえるが、経団連は「(内部留保は)企業を経営する上での運転資金で、適当な額だ」と反発してきた経緯がある。

 http://e-saksak.com/userinfo.php?uid=5867 http://msdf.jpn.org/userinfo.php?uid=1551年末の税制改正の議論で、俎上に上る可能性もあるだけに、企業のトップらは神経をとがらせたにちがいない。

 講演後の質疑も大きな盛り上がりをみせた。

 大和証券グループ本社鈴木茂晴顧問が「このほど、日本証券業協会の会長になりました。まず、そこでお願いです。証券会社にだまされたというのは、いわないでいただきたい。せめて、『予想が大きく外れた』ぐらいにしていただけないでしょうか」と発言すると、会場内は大爆笑。麻生氏も苦笑いするほかなかった。

 http://www.passerelle.or.jp/userinfo.php?uid=1390 http://profile.ameba.jp/vbyoqaweruその後、三井住友フィナンシャルグループの国部毅社長が「国内総生産(GDP)の6割が消費だが、それが伸びていない。高齢者から(現役世代への資金の)世代間移転の取り組みをどう考えているのでしょうか」と質問。他の経営者からも消費に関連した質問が相次いだ。